今回は関空からルフトハンザでフランクフルト経由のフィレンツェ。関空からフランクフルトは、なぜだか東京から行くより近い感じがする。ルフトハンザ、機内のデザインとオーディオの設備は素晴らしいし映画も豊富。
少々迷走している僕の1つの夢であるトスカーナプロジェクトは上手く行くだろうか。
京都と言えば仕事かお墓参りか馴染みの宿に籠る、がうちの定番。久々に連休を利用して京都観光をしようと一泊二日。
10月11日(日)13時半 まずは気になっていた祇園にこの6月にオープンしたフレンチの山地陽介で昼メシ。
あっという間にミシュランを取り予約の取れない店になるんだろうなと思う。味と選ぶセンス、無垢の木を多用したお店の作り、シェフの経歴もユニークで素晴らしい。”よそ者がここ京都、それも超保守的で仕来りが多い祇園での挑戦は凄い”と、隣に座っていた広島出身でここ京都でバーを営むシェフの知人が言っていた。昨日は銀座のエスキスで会食。連日のフレンチだったんだけれど、どちらも和の影響を強く感じる。それにしても祇園といえども関西は安い。
15時半 ランチの後、東山をぶらり京都を感じに散歩。いきなり京都らしい行列に出会す。
流石京都、街は人で溢れていた。タクシーの運転手さん曰く、中国人を除くと寂しいですよと悲しい事を言っていたけれど。
16時半 今日のメインイベントである琳派。
素晴らしかった。国立博物館の新館である平成知新館と旧館の対比も素晴らしい。もしこの展示が上野辺りで開催されていたら混んでいるだろうからと閉館間際に行ったとしても入れないだろう。パリに長年住む友人が、”パリはいいよ、本物を見に行きたければすぐそこにルーブルやオルセーがあるから”と言っていたけれど、こちらもすぐそこに京都や奈良や高野山がある。
19時夕食 京都の中華料理
東京の人には京都で中華?と不思議がられると思うが、京都の中華料理は独特で旨い。今晩は行きたい京都中華料理屋達リストの中から京都中華の王道の流れを汲む広東料理 鳳泉
京都の夜はまだまだ続く。お酒も飲めないのに京都三大BARのハシゴ。
まず一軒目は、粋な洒落た本物な大人の京都人達が集うサロン、タバーンシンプソン。ほんとこのお店は凄いなと思う。京都で大好きなお店。東京にもこの雰囲気を醸し出すお店を自分の楽しみの為に見つけないと。あるこちらの過激なライターさんが、”瞬間的にいい酒場なら、そんなもんいくらでもある”とタバーンシンプソンの奥深さに付いて書いていた。そんなお店、タバーンシンプソン。
次は祇園に移動し、祇園サンボア。なぜつきだしがキュウリのサンドイッチなのだろう?旨かったけれど。
最後は日比谷の帝国ホテルのインペリアルバーのオモロ過ぎる京都出身の熟練バーテンダーさんに以前聞いてずっと行ってみたいと思っていたロッキングチェア。
オーナーは今年の日本バーテンダー選手権のチャンピオン。来年帝国ホテルで行われる世界選手権に向けて現在ブルガリアで行われている世界選手権に視察中との事。そんなお店だから、お酒を飲めない僕にでも、アルコール抜きのちゃんとした美味しいカクテルを作ってくれる。
3軒回ったなかで、僕は断トツにタバーンシンプソンがいい。京都の宝かもしれない、違うフィールドで。
01時30分、御幸通りと六角を抜けホテルに帰り着く。この分では王道を行く観光客のように明日の朝はイノダコーヒーや寺町にあるスマートコーヒーでのモーニングは勿論無理だろう。ホテルから無茶苦茶近いというのに。
10月12日(月)二日目の朝11時本能寺さん お墓参り
信長さんに、毎度日本の天下泰平を願う。
11時半 馴染みの宿が営む天ぷら屋さんが移転したので、どんなもんかなと昼ご飯は天ぷら。
天ぷらはお江戸の方がいいかな。
無理をアレンジしてくれたお礼を言いに馴染みの宿に寄り、13時45分 焼き物好きなもので、行ってみたかった楽美術館へ茶碗を見に。
黒楽茶碗を十分に見たかったんだけれど、琳派展の関連展示で少し残念。
14時半 近所の虎屋一条店。
ほんと素晴らしい建物と空間。京都で甘いものを食べるなら此処が一番。香港の友人のプロダクトデザイナー夫妻に会えばいまだにこのお店の事を語る。御所の前でなのか、いい空気が流れている。流石虎屋、赤坂のお店も3年後にはこのような素敵なお店になる事だろう。そういえば赤坂のお店も赤坂御所の前にある。
ひとつ京都のいいところは、至る所に催し物のチラシを壁に貼っているかお店に置いている。観光地だからと思うけれど、素晴らしいと思う。京都ではチラシの力を感じる。
全然違う話しだけれど、僕達の後ろの席で東京の経済界の偉い人が食べていた。これも京都。みんな京都が好き。
15時45分 久々の上賀茂神社 ここも今月式年遷宮。
花嫁さんがたくさんいた。結婚式ラッシュ。今日は大安吉日でもないのに、なぜ?
17時 嵐山に車を走らせる。
吉兆さん、ご無沙汰してます。またお伺いします。
それにしても嵐山までは遠い。
18時半 京都の1泊2日の締めとして、そして京都に敬意を払いにタバーンシンプソンでご飯を食べて都から下ろうと河原町へ。しょうむない処で食べるよりここの方が旨いし。
アンチョビピザに一味唐辛子をふりお箸で食べる京都ピザ。日曜日からのイタリア出張に一味唐辛子を持っていこうかと思うぐらい合う。
盛りだくさんの京都一泊二日の旅はこれで終わり。京都に住居を構える、京都に家を建築中など等、東京で活躍するクリエーター達が言ってるのを最近良く耳にする。タバーンシンプソンのカウンターで偶然隣に座られた69才の嵐山に住む常連の鋭い人が、”地元でありながらいい風が吹いているんやよな”と言っていた。東京に住み始めた時に、”そうだ京都に行こう”のJRのずるいコマーシャルを見ておののいたものだけれど、今回、京都はええなオモロいなとシミジミと思わせてくれた旅だった。次は年末。いつも年末は今年もお疲れさんという事で馴染みの部屋からは出ずまったりだけれど、今年はタバーンシンプソンにだけは寄りたいなと思うことだと思う。