先を歩く二人は北海道に移住した84才と80才のご夫婦。凄く元気。上高地で面白いのは、元気ではつらつとした人とそうではない人の違いがくっきりわかる。
ルールを守らないと、この特別な、日本の宝だと思うこの空間は守れない。
2014年2月、東京ドームでのローリングストーンズのライブの後の帝国ホテル、まったく興味がなかった山行きを、パークサイドダイナーでのたわいも無い話しの中で”上高地は、梅雨時で人気はないのですが、新緑がほんと素晴らしいのでこの時期が最高なんです”との言葉から始まった5年目の上高地。新緑からは元気を貰い、心のデトックスにもなる。
上高地、神河内とも書く。竹富島で18時15分発の最終観光客を乗せたフェリーが出た後の、しーんと静まり返り、まるで精霊が舞い戻ったような空気になるのと同じ感覚が上高地にはある。
海では挨拶などしないのに、なぜ山ではお互いに”こんにちは”と挨拶するのだろうか?不思議。
次は二週間後に、一足早く夏を感じに素晴らしく綺麗な海が広がる宮古島へ。宮古島の前浜も日本の宝だと僕は思う。