いつもローストビーフはおかわりをする。向かいのテーブルで食べていた方は、”おかわりどうですか”とサービスの方に聞かれ”おかわりは野暮ですよ”と言っていたけどね。
今年は二晩ともメインダイニングでのフルコースのフレンチは苦しくなり、久々にカジュアルなアルペンローゼへ。ここもいいな、流石帝国ホテル。
”僕の夢は、いつかここのスィート229号室に一週間泊まる事”とスタッフの方にいえば、”80代のお母様と娘さんが、ホテル開きの日から一週間、秋に一週間、ホテルを閉める最後の一週間を30年間過ごされています”と。凄いな、その方は上高地帝国ホテルをほんとうに愛していると思う。そうでないとそんなに泊まれないし、ここに色んな想い出があるのだろうなと想像する。そんな想いの方々が多い、上高地帝国ホテル。素晴らしい。日本には他にはない本格山岳リゾートホテル。部屋数74に対して、スタッフ100名が地上から半年間上がって来る。
30年か、30年後は僕も85才。なんとかなるか。今は最年少に近いゲストであろう僕達はその時はどんなんだろうか。今と同じやかましいお客さん?
ここでの過ごし方は、ホテルの周りから河童橋までの散歩ぐらいで、後は部屋に籠っている。